汎用JPドメインの移転方法は、ドメイン単位での「移転」手続きと、登録者単位での「指定事業者変更」手続きの二種類があります。
指定事業者変更は無料ですが、移転の場合にはJPドメインの1年分の更新料も同時に払う必要がある為、費用がかかります。ただ、前述のように更新料に充当されるので、移転による何らかの手数料が不要なら、実質的な費用は同じです。
持っているドメインが一つだけの場合は、何れの方法でも結果的にはほぼ同じですが、移転の場合は形式上、新たに JPRS に利用者登録をして、そちらにドメインを移すという形になります。
そんなわけで、汎用JPをバリュードメインからスタードメインに移管してみたので、その手順をご紹介します。
移転元(バリュードメイン)での作業
- ドメインロックを解除する。
- WHOIS情報・汎用JP登録者情報を確認、必要があれば修正。
- 移転先のネームサーバを設定。
- スタードメインでは事前にネームサーバを触れなかったので、移転後に設定する。
- JP以外のドメインの場合は認証キーを確認 (汎用JPには認証キーは無く、不要)。
移転先(スタードメイン)での作業
- スタードメインに登録。
- 「移管申請」より移転するドメイン名を入力して、指示に従い申請を完了する。
- このとき移管後の1年分の更新料が必要になる。
- 移管後は、現在の更新日より1年分延長される。
- どうやら更新料の支払日は移管した月が基準になるようなので、ドメインの更新月の前月くらいに移転するのが良いかも。
- バリュードメインから「汎用JPのドメイン移転 申請の承認依頼」メールが届く。
- 記載してあるバリュードメインのURLを開き、内容を確認して「承認」を選択。拒否すると移転できないので慎重に。
- 当日もしくは翌営業日には(たぶん)移転完了する。
ドメイン移管完了後
移管が完了するとスタードメインからメールが届くので、移管前にできなかったDNS関連の設定をすぐに行う。
- 「スタードメイン管理」の「ドメイン管理ツール」から、「DNSレコード編集」
- 「ネームサーバの確認・変更」で「お手軽設定>スタードメイン専用」を選んで設定。
- ネームサーバ1~3が自動的にスタードメインのネームサーバに変更される。
- 登録者情報を必要に応じて変更。
「移転」と「移管」の違い
二種類の移転方法「移転」と「指定事業者変更」は何れも、ドメインの「移管」なのですが、このうちドメイン単位での移管についてのみ、汎用JPを管理するJPRSでは「移転」と呼んでいるようです。
なんだか少々分かり辛い表現ですが、登録者番号を基準に考えるとドメイン単位の移動だけが移転となるわけですね。たぶん。
関連情報
- 汎用JPドメインの指定業者変更、ドメイン移転について | VALUE-DOMAIN ユーザーガイド
- スタードメインから「.jp」ドメインを移管する方法 – ysklog : スタードメインからの転出は少々手間がかかるようだ。
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